コーヒーを淹れる方法は様々ありますが、中でも一際目を引くのがサイフォンです。
炎と水とコーヒー粉が織りなすその抽出過程は、まるで科学実験を見ているかのよう。
そして、その見た目だけでなく、クリアで香り高い味わいもサイフォンの大きな魅力です。

炎だけでもずっと見ていられます。
「難しそう」「必要な器具が多そう」「普通の淹れ方とどう違うの?」
様々な疑問があるかと思います。
この記事では、
サイフォンコーヒーの美味しい淹れ方から必要な器具、美味しい淹れ方の手順まで解説していきます。
SNS上では「サイフォンコーヒーいれるの難しそう」の声も
SNS上ではサイフォンコーヒについて様々な意見が投稿されていました。
サイフォンってコーヒーいれるの難しそう
— のあ担wimper清掃員 (@rad_noatan) January 16, 2017
朝にコーヒーごりごりするのが癒し。
— げろ。 (@suama0622) March 21, 2025
コーヒー豆も高くなったなぁ。
ちょっとサイフォンに興味あるけど、コーヒー素人には難しそう。 pic.twitter.com/0xmwQOs61M
理科の実験のようで魅力的だが、
素人にはなかなか手が出せないという意見が多いようです。
サイフォンコーヒーは、喫茶店でプロが使うものというイメージが根強いですね。
サイフォンコーヒーの美味しい淹れ方はあるの?


それでは実際にサイフォンコーヒーを淹れる流れをお伝えしていきます。
上にそれぞれの部品と名称を載せてますので、名称を確認しながらお読みください。
1:準備とセット
- ろ過器のセット: ネルフィルターをろ過器に取り付け、ロートの底にセットします。チェーンが付いている場合は、フラスコ内に入るように垂らします。
- コツ:ネルフィルターは使い始めに湯通しして、布の匂いを消しておきましょう。保管は水に浸して冷蔵庫が基本です。
- フラスコにお湯を入れる: 抽出したい杯数分(1杯約120~150mlが目安)のお湯をフラスコに入れます。フラスコは外側を布巾などでしっかり拭き、水滴がない状態にします。
- コツ:冷水から沸かすより、あらかじめケトルで沸騰させたお湯を入れると、抽出時間を短縮でき、温度管理がしやすくなります。
- アルコールランプに点火: アルコールランプをフラスコの下にセットし、点火します。お湯が沸騰し始めるのを待ちます。
2:コーヒー粉の準備とロートのセット
- コーヒー粉を計量: 1杯あたり10g〜12g(お好みで調整)のコーヒー粉を計量し、ロートに入れます。軽く揺すって表面を平らに整えます。
- コツ:豆は直前に挽くのがベスト。鮮度の良い豆は香りが格段に違います。
- フラスコにお湯が上がってきたらロートをセット: フラスコのお湯が沸騰し、ポコポコと泡が立ち始めたら、ロートをフラスコにゆっくりと差し込みます。完全に差し込まず、少し斜めに軽く乗せるようにして、お湯が吹き出さないように注意します。
- コツ:蒸気圧でお湯がロートへ上がっていく様子を見守りましょう。
3:抽出と撹拌(かくはん)
- お湯が全て上がったら1回目の撹拌: フラスコからロートへお湯が全て上がったら、すぐにタイマーをセットします(目安は合計40秒〜1分)。
- 竹べらを使って、コーヒー粉とお湯を素早く、しかし優しく数回混ぜ合わせます。円を描くように全体をなじませるイメージです。
- コツ:強くかき混ぜすぎると雑味が出やすいので注意。粉全体が湿る程度でOKです。
- 抽出時間(蒸らし): そのまま静かに抽出を進めます。上から**「泡・粉・液体」の3層**になっているのが理想的とされています。
- 火を消して2回目の撹拌: 設定した抽出時間(40秒〜1分)が経過したら、アルコールランプの火を消します。
- 火を消したら、再度竹べらで数回、優しく撹拌します。これは、コーヒー液がスムーズにフラスコに落ちるのを助けるためです。
- コツ:火を消すと同時にフラスコ内の圧力が下がり、コーヒー液がフラスコへと降りていきます。
4:仕上げ
- ロートを外す: コーヒー液がフラスコに完全に落ちきったら、ロートをフラスコからゆっくりと引き抜きます。この時、ロートに残ったコーヒー粉がドーム状になっていると、うまく抽出できたサインです。
- カップに注ぐ: 温めておいたカップにサイフォンコーヒーを注ぎます。
これで、香り高くクリアなサイフォンコーヒーの完成です!
こちらが実際のコーヒーを淹れる動画です。
こちらの動画を見ると、サイフォンコーヒーの淹れ方の流れが大まかに分かります。
それでは実際にサイフォンでコーヒーを淹れるための必要な動画を紹介します。
必要な器具を紹介!!


淹れるために必要な器具をご紹介します。
- サイフォン本体: 下部のフラスコ、上部のロート、スタンド、アルコールランプ(またはハロゲンヒーター)。


- ろ過器(フィルター): ネルフィルターが一般的。金属フィルターなどもあります。


- 竹べら(かくはん棒): コーヒー粉を混ぜる際に使います。ガラスを傷つけないよう竹製が推奨されます。


- 計量スプーン・スケール: 正確な量で抽出するために必須です。


- タイマー: 抽出時間を測るために使います。


はかりにタイマーがついているものを1つ持っておくと便利です!!
コーヒー豆のgをはかったり、お湯の抽出量をはかったりでも使えます。
私の見解
サイフォンコーヒーを淹れる器具は、3000円〜10000円ぐらいで購入ができます。
まず始めてみようという方は、3000円代の商品から購入されることをおすすめします。
私もハンドドリップ・フレンチプレスと様々淹れ方を日々楽しんでみます。
少しゆっくりとコーヒーを楽しみたいときは、サイフォンコーヒーで淹れます。
その淹れている時間も楽しむことができるのがサイフォンコーヒーの魅力だと個人的には思います。
まとめ
サイフォンコーヒーは、少し手間がかかるかもしれませんが、その手間を上回る感動と満足感を与えてくれます。
見た目の美しさ、漂う香り、そしてクリアな味わい。
この記事を参考に、ぜひあなたも自宅でサイフォンコーヒーの世界に足を踏み入れてみませんか?
きっと、いつものコーヒータイムが、忘れられない特別な体験に変わるはずです。
サイフォンコーヒー以外の道具について知りたい方は、下の記事もご覧ください。


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